先日、尊敬する作曲家・向井響 さんの作曲個展「美少女革命」が行われました。
向井さんは桐朋学園大学での先輩であり、いま世界中で活躍されている作曲家のおひとりです。
向井さんの作品のみが演奏される作曲個展に、運営のお手伝いと演奏の両面で関わせていただけたこと、
向井さんは日本の伝統芸能である人形浄瑠璃、特にひとりの人形遣いによって演じられる乙女文楽に焦点を当て、研究と作品の制作を行っています。今回の個展の最後に演奏された「美少女革命」という作品では、現代音楽と古典作品が融合された唯一無二の世界観が広がっています。
素晴らしすぎる音楽家の皆さんとの演奏、 命を吹き込まれたような乙女文楽、 魅力的な照明と音響、スタッフの皆さんのご尽力、 そして何より全てを作り上げた向井響さんの果てしない音楽世界……全てが圧倒的で心が震えました。
音楽やっていて良かったなと実感した夜でした。
響くん、本当に本当におめでとうございました^^!
《Program》
- 東京第七地区(2017) ピアノとライブエレクトロニクスのための
-無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ(2022)
-マグノリアの花(2023) チェロとライブエレクトロニクスのための(日本初演)
-美少女革命:Drama Queens (2022) ユーフォニアムとライブエレクトロニクスのための
-二人静(2021) 尺八とリコーダーのための
-美少女革命:本朝四孝 奥庭狐火の段(2024)(世界初演) 乙女文楽、アンサンプル、電子音響、映像のための
《出演者・Staff》
向井 響(代表・作曲・エレクトロニクス)
長谷川 将山(尺八)
中村 栄宏(リコーダー)
佐藤 采香(ユーフォニアム)
千葉 水晶(ヴァイオリン)
石原 悠企(ヴァイオリン・ヴィオラ)
北嶋 愛季(チェロ)
小倉 美春(ピアノ)
田中 真緒(ピアノ)
乙女浄瑠璃:ひとみ人形座
音響技師:島村 幸宏
照明:植村 真
第2部のゲネプロの様子を 進藤綾音 さんに撮影していただきました。 素敵なお写真をありがとうございました。 photo by Ayane Shindo